【2025年最新】飛行機にモバイルバッテリーを持ち込むときのポイント

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【2025年最新】飛行機にモバイルバッテリーを持ち込むときのポイント

【2025年最新】飛行機にモバイルバッテリーを持ち込むときのポイント

飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際には、航空法や各航空会社の規定を理解することが大切です。特にリチウムイオン電池を使用しているモバイルバッテリーは、容量や取扱いに細かなルールがあります。誤った容量や方法で持ち込むと、トラブルにつながる可能性があるため注意が必要です。

本記事では、2025年7月8日からの新ルールも含む最新情報を分かりやすく整理し、安心して飛行機に持ち込めるように具体的な注意点やおすすめのモバイルバッテリーもご紹介します。旅行前に正しい知識を身につけることで、安全かつ快適な空の旅を実現することができます。

事前にルールを把握しておけば、カウンターでのチェックや機内での移動中に慌てることなくスムーズに行動できます。万一の発火リスクから自分や周囲を守るためにも、ルールをしっかりと理解しておきましょう。

モバイルバッテリーは機内持ち込みのみ!その理由とは

充電器と違い、モバイルバッテリーは危険物として扱われることがあるため、預け入れ荷物に入れることは原則禁じられています。ここではその背景を解説します。

モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、高エネルギー密度を有する反面、衝撃や温度変化によって発熱・発火するリスクがあります。万一、預け入れ荷物の中で発火が起こると、客室乗務員の目が行き届かないため、対応が遅れ大きな被害につながるおそれがあるのです。

そのため多くの航空会社では、発火リスクに備えてモバイルバッテリーを機内持ち込みとし、客室内で常時目視できるように規定しています。機内持ち込みに限定することで、異常発熱などが発生した場合にすぐ対処ができ、安全性を確保しやすいメリットがあるのです。

モバイルバッテリーに関する各航空会社の基本規定

航空会社ごとに持ち込み可能な容量や個数のルールが微妙に異なる場合があります。基本的な取り扱い基準を押さえておきましょう。

一般的には160Wh以下のモバイルバッテリーであれば問題なく持ち込むことができますが、100Whを超える場合は事前申請が必要となる航空会社もあります。また、一人あたりの持ち込み個数が2個までと制限されていることがほとんどです。容量と個数が超過するとチェックインカウンターで預け入れ不可となる場合もあるので注意しましょう。

さらに、同じ容量でも国際線と国内線で扱いが異なるケースがあるため、利用する路線や航空会社の公式サイトを事前に確認することをおすすめします。特に国際線では、帰国時や経由地でのルールが違うことがありますので、現地での確認も怠らないようにしましょう。

国内線と国際線での扱いに違いはある?

国内線は比較的ルールが統一されている傾向にありますが、国際線では国や地域によって追加の制限や申告が必要な場合があります。例えば、入国時にバッテリー容量をチェックされたり、持ち込み個数を厳しく制限されることも珍しくありません。こうした国際的な規定はIATA(国際航空運送協会)の指針に沿っていますが、最終的な適用は航空会社および各国の保安当局の判断となるため、必ず出発前に確認しておくことが大切です。

容量(Wh)と個数の制限を理解しよう

飛行機に持ち込めるモバイルバッテリーには容量と個数に関する決まりがあります。トラブルを避けるために知っておきたい情報です。

容量制限が設けられている理由は、リチウムイオン電池がある一定の容量を超えると発火時のリスクが上昇するためです。多くの航空会社では160Whを基準にしており、これを超える大容量バッテリーは原則的に持ち込みができません。100Wh以上160Wh以下は航空会社の事前承認が必要になる場合が多いので、旅行前に申請の手続きを忘れずに行うと安心です。

持ち込み個数の制限も、不要なリスクを最小限に抑えるために設定されています。多くの航空会社では、一人あたり2個までとされていますが、より厳しいルールを定める場合もあります。利用予定の航空会社の規定は公式サイトや窓口などで必ず確認するようにしてください。

160Wh以下ならOK?正確なルールを確認

160Wh以下であればほとんどの航空会社で事前申請なしに持ち込み可能ですが、実際には100Whを超えると許可手続きが必要になるケースもあります。このように、各社で細かいルールが設定されているため、出発前に利用する航空会社のホームページや問い合わせ窓口を確認するのが確実です。加えて、必ずバッテリーにWh表記があるかどうかもチェックしておきましょう。

モバイルバッテリーのWhが不明な場合の計算方法

一般的にバッテリーのラベルにはmAh(ミリアンペア時)と電圧(V)が記載されています。Whは「(mAh ÷ 1000) × V」で計算できるため、表記がない場合でもこの式でおおよその容量を把握可能です。もしケースや本体に表示が見当たらない場合は、購入時の取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせて正しい数値を入手しておくことをおすすめします。

2025年7月8日から適用された新ルールのポイント

近年の安全対策強化により、2025年からは機内での保管場所などがより厳格になっています。どのような変更があるのかを詳しく見ていきましょう。

これまでモバイルバッテリーは機内頭上の棚に収納しても問題ありませんでしたが、2025年7月8日以降は手元や座席周辺など目視できる範囲に保管するよう規定が改められました。これは発熱や異常が起きたときにすぐに状況を確認し、安全に対処するための措置です。

さらに、機内での使用ルールもより厳しくなり、航空会社によっては充電のタイミングや場所が明確に指定される可能性があります。機内で使う場合は必ず周囲に注意を払いつつ、異常を感じたらすぐに客室乗務員へ知らせるようにしましょう。

収納棚への保管が禁止される理由

リチウムイオン電池は発熱や過充電などにより発火を起こす可能性があります。頭上の棚に収納していると、万が一の異常発熱を見つけにくく応急処置が遅れるリスクが高まります。特に離着陸時や就寝中など、機内で移動が制限される時間帯には即座の対応が難しくなるため、手の届く場所に置いて常に目視できる状態を維持することが安全確保のカギとなります。

機内で充電する際の注意点と監視が必要なワケ

充電中のモバイルバッテリーは熱を持ちやすく、機体内部の気圧や温度との相乗効果によって異常発熱を起こすことがあります。こうした事故を防ぐためには、常に目視で状態を監視することが重要です。特に長時間の充電は避け、異常を感じたらただちに充電を中止して客室乗務員に伝えるようにしましょう。

預け入れ荷物にモバイルバッテリーを入れてはいけない理由

リチウムイオン電池の発火リスクを考慮し、預け入れ荷物には入れられない決まりがあります。その根拠や万一の対処法を解説します。

預け入れ荷物に入れたモバイルバッテリーが万が一発火してしまうと、荷物室にいる乗務員・乗客の即時対応がほぼ不可能な状況に陥ります。火災が発生しても早急に鎮火できなければ、機体の安全に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

こうしたリスクを避けるために、航空会社だけでなく国際ルールでも預け入れは厳しく禁止されています。空港カウンターでのチェックイン時やセキュリティチェックで見つかった場合は取り出しが求められるので、最初から手荷物に入れておくことがベストです。

持ち込み前にチェックしたいモバイルバッテリーの安全性

外観や購入経路によっては安全性に問題がある場合も。飛行機に持ち込む前に確認しておくべきポイントを押さえましょう。

モバイルバッテリーの安全性を確保するためには、まず外観に異常がないかをきちんと確認することが重要です。特に古いバッテリーや長期間使用していないものは膨張や破損が起きやすいため、事前にチェックを行い、不安がある場合は使用を中止することをおすすめします。

また、信頼できないメーカーや販売経路で入手した互換品などは品質が担保されていないケースがあります。正式な認証マーク(PSEマークなど)が付いていることを確認するほか、レビューや評判も参考にして、安全性を重視することが大切です。

破損・膨張しているバッテリーのリスク

バッテリーが物理的に破損していたり、明らかに膨らんでいる場合は非常に危険です。そのまま使い続けると加熱やショートが発生し、火災につながる可能性があります。こうした状態のバッテリーは即座に使用を停止し、メーカーや専門業者に相談して適切に処分しましょう。

長期間使っていないバッテリーや互換品は要注意

長期保管したままのバッテリーは内部が劣化している場合があり、突然発熱や発火を起こすリスクが高まります。また、安価な互換品は安全基準を満たしていないこともあるため、特に飛行機へ持ち込む用途では慎重に選びましょう。

機内に持ち込みOKなおすすめモバイルバッテリー

ルールに適合し、旅行中も使い勝手のよいモデルを容量別にご紹介します。

適切な容量のモバイルバッテリーを選ぶことで、航空会社の規定を満たしながら充電切れの心配を減らすことが可能です。特に自分の持つデバイスの消費電力や旅行のスケジュールに合わせて選ぶことで、より快適な移動時間を過ごせます。

また、信頼できるメーカー製品を選ぶと、安全機能や過充電防止機能がしっかりしているケースが多いので安心感が高いでしょう。以下ではおすすめの容量帯別に特長を紹介します。

大容量モデル:10000mAh以上

スマホやタブレット、さらにはノートPCも充電したい場合には10000mAh以上のモデルがおすすめです。このクラスだと繰り返し充電に十分な容量を備えており、旅行中に充電スポットを探し回る手間を大幅に削減できます。高出力対応製品を選べば、短時間でデバイスを急速充電できるメリットもあります。ただし、Wh換算が100Whを超えないよう容量上限には十分注意しましょう。


UGREENのおすすめモデル:Nexode モバイルバッテリー 12000mAh 100W

中容量モデル:5000mAh〜10000mAh

スマホだけでなく、タブレットの充電にもある程度対応できる万能サイズとして人気の容量帯です。かさばりすぎないサイズ感と持ち運びやすさ、日常だけでなく旅行のサブバッテリーとしても活躍します。複数のUSBポートや高速充電機能を備えたモデルも多いので、自分の充電ニーズと照らし合わせて選ぶとよいでしょう。

UGREENのおすすめモデル:Nexode 10000mAh 2way 急速充電モバイルバッテリー 30W

 

コンパクトモデル:〜5000mAh

ちょっとした外出や、緊急用に一度だけスマホをフル充電したいという場合にはコンパクトモデルがおすすめです。小型でポケットや小さなバッグにもすっぽり収まるため、常時持ち運んでいても負担を感じにくいのが利点です。メインのモバイルバッテリーを持っている場合のサブとしても活躍し、急な充電切れの保険として心強い存在です。

UGREENのおすすめモデル:Built-In USB-Cコネクター モバイルバッテリー 5000mAh 22.5W

 

よくある質問(FAQ)

最後に、飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際によく寄せられる疑問にお答えします。

ルールを把握していても、実際の利用シーンでは気になる点が多いものです。ここでは搭乗の際に多くの方が疑問に思う点についてまとめました。

海外航空会社でも共通のルールはあるの?

基本的にはIATA(国際航空運送協会)の規定に沿っているため、多くの海外航空会社でも160Wh以下であれば機内持ち込み可能という点は共通しています。ただし、国や航空会社が独自の追加ルールを課す場合もあるため、渡航先の情報を事前にチェックしておくことをおすすめします。

複数のモバイルバッテリーを同時に使う場合は?

持ち込みの個数や容量上限を満たしていれば、複数のモバイルバッテリーを同時に使うこと自体は問題ありません。ただし、使用中は常に温度や発熱状態に注意を払う必要があります。過熱や異常が疑われる場合はただちに電源を切り、安全確認を行いましょう。

飛行機で持ち込み可能な他の電化製品

ノートPCやカメラなど、リチウムイオン電池を搭載している電化製品も基本的には手荷物として機内持ち込みが推奨されています。ただし、バッテリーパックが大型の場合は160Whの制限を超える可能性があるため、事前に調べておくことが大切です。規定を超える場合は別途申請が必要となります。

まとめ

モバイルバッテリーの持ち込みルールは年々変化しています。適切な知識を持って、安全・快適に空の旅を楽しみましょう。

飛行機にモバイルバッテリーを持ち込む際には、容量や個数の制限、そして保管・使用方法など多岐にわたるルールを守る必要があります。特に2025年7月8日以降は保管場所や監視体制がより厳しくなるため、事前に最新情報を確認しておくことが大切です。

必要な規定をしっかりと踏まえたうえで、安全性の高いモバイルバッテリーを選択すれば、不便なく旅行を楽しむことができます。航空会社や利用する路線によって細かなルールが異なる場合があるので、自分の旅行スタイルに合わせてチェックし、安心してフライトを満喫してください。

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